泣いてしまっても大丈夫?もちろんです!
「泣いてしまったらどうしよう…」と心配なご両親へ:無理をしない小児歯科の受診ステップ
「歯医者さんに行きたいけれど、うちの子は病院を見るだけで大泣きしてしまう」
「診察室で暴れてしまったら、先生や他の患者さんに迷惑がかかるのでは……」
西大島・亀戸・砂町周辺にお住まいの親御さんから、このようなお悩みを本当によく伺います。受診をためらっているうちに「もし虫歯が進行していたらどうしよう」と、さらに不安が募ってしまう方も少なくありません。
まず初めにお伝えしたいのは、「泣いてしまっても全く問題ありません。安心してお越しください」ということです。
小児歯科にとって、お子様が泣いてしまうのはごく自然な反応であり、日常の光景です。今回は、お子様が歯医者さんで泣いてしまう本当の理由と、当院が大切にしている「診療の工夫」について詳しくお話しします。
1. 子どもが歯医者さんで泣いてしまう「3つの理由」
大人にとっては何気ない空間でも、小さなお子様にとっては非日常の連続です。お子様が泣いてしまう背景には、明確な理由があります。
- 「何をされるか分からない」見えない恐怖
大人でも「これから何をされるか分からない状態」は怖いものです。ましてや小さなお子様にとって、マスクをした大人たちや見慣れない大きな機械は、警戒心を抱くに十分な環境です。 - 仰向けに寝かされる姿勢への警戒心
診療台の上にゴロンと寝かされ、身動きが取りにくい姿勢になることは、本能的な防御反応を引き起こします。特に1〜3歳頃の自我が芽生える時期は、自分の意のままにならない状況に対して「イヤ!」と自己主張をするのが当たり前です。 - 親御さんの緊張が伝わってしまう
「泣かないでね」「痛くないから大丈夫だよ」と親御さんが身構えていると、その緊張感がお子様にも無意識に伝わってしまいます。「大丈夫と言っているけれど、実は怖い場所なのでは?」とお子様が察知してしまうケースもあります。
2. 当院が実践する取り組み
泣いているお子様に対して、怒ったりまではしなくとも、溜息をつかれた、とおっしゃるご両親が当院には時々いらっしゃいます。特に小さなお子様の場合、お子様を歯科医院に連れてくるのも一苦労!できれば泣かずに来てほしいところですよね。
お子様一人ひとりの心の準備に合わせて、段階を踏みながら進めていきます。
- まずは「練習」からスタート(TSD法の実践)
小児歯科では「Tell(話す)・Show(見せる)・Do(行う)」というアプローチを大切にしています。いきなりお口の中に器具を入れるのではなく、「これはお水を吸うストローだよ」「風が出て涼しいよ~」と、手の甲などに当てて見せながら、納得してから進めます。 - 最初は「診療台に座るだけ」「お口を開けるだけ」でも100点
初診の日に最後まで完璧な処置をする必要はありません。初日は院内の雰囲気に慣れて、スタッフとハイタッチして帰るだけでも立派な一歩です。小さな「できた!」を積み重ねることで、自信を育みます。ただ、せっかく連れてきたのに「何もしてもらえなかったな」というのもまた、悩みの一つになってしまうでしょう。ちょっとだけ頑張って、お口は綺麗にして帰れるようにチャレンジします。 - 痛みを抑える配慮の徹底
もし治療が必要な場合でも、見せて、触らせて、説明してを繰り返します。さらに、表面麻酔をしっかり効かせ、極細の針を用いるなど、痛みを極力感じさせない工夫を徹底しています。
3. ご来院前に保護者の方へお願いしたい「声かけのコツ」
受診前のお家での過ごし方や声かけを少し工夫するだけで、お子様の不安をぐっと減らすことができます。
- 「痛くないよ」とあらかじめ言わない
親御さんが安心させようとして「痛くないからね」と繰り返すと、かえってお子様は「痛いこと」を連想して身構えてしまいます。「お口の中に虫さんがいないか、ピカピカにしてもらいに行こうね」といった前向きな言葉かけが効果的です。 - 歯医者さんを「脅し文句」に使わない
「歯磨きしないと歯医者さんで注射してもらうよ!」といった注意をしてしまうと、歯科医院が「お仕置きの場所」としてインプットされてしまいます。「歯医者さんはお口を綺麗にして褒めてくれる場所」というイメージを共有してあげてください。 - 終わった後は思いきり褒めてあげる
もし大泣きしてしまい、お口をほとんど開けられなかったとしても、「最後まで診療室に入れたね」「椅子に座れたね」と、できた部分を見つけてたくさん褒めてあげてください。親御さんの笑顔と肯定的な言葉が、次回の受診への大きな勇気になります。
西大島・亀戸・砂町で通いやすい「子どものかかりつけ医」を目指して
お子様が泣いてしまうのは、「自分の身を守ろうとする正常なこと」です。当院のスタッフは全員がお子様の対応に慣れておりますので、待合室や診療室で泣き声が響いても、気兼ねする必要は一切ありません。
「泣いてしまって他の歯医者さんで診てもらえなかった」
「まずは院内の雰囲気に慣れるところから始めたい」
という方も、どうぞ安心してお気軽にご相談ください。お子様がいつか笑顔で「歯医者さん、楽しかった!」と言って通える日を目指して、スタッフ一同優しく寄り添ってまいります。
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